新潟競馬 旅打ち2018 5 新馬戦と新潟記念
9月2日(日)
午前7時、iphoneのアラームで目が覚める。
ホテルでは自宅よりぐっすり眠れるのはなぜだろう。
朝風呂を浴びてからフルーツ牛乳を飲む。
新潟のビン牛乳といえば塚田牛乳。フタを針で開ける昔ながらのスタイルがオツなもので。
いざ、夏の開催最終日の新潟競馬場へ。
この日はバイパスを降りてから道路が大渋滞。前日の倍以上、到着までに40分以上かかった。
場内も混雑している。1レース開始前にもかかわらずメインスタンドの自由席は既に満席。アイビススタンドの一角に空いている席を見つけて陣取る。
昨年はこれくらいの到着時間でゴール前の良席を確保できたはず。ブラストワンピース効果かな。
吹き抜ける風には秋を感じるが、日向の席で新聞とにらめっこしていると汗がダラダラと出てくる。
午前中の馬券的中は小倉4R(3歳未勝利)のみ。
新潟の馬券おじさんに交じって、モニターに向かい「アヴドゥラ頭!」と声援を送ったのが奏功。
芝1800m、この中に来年のオークス馬やダービー馬がいるかもしれない。
注目はディープインパクト産駒のセリユーズ。
シルク・ホースクラブで牝馬ながら6000万(一口12万)の高値で募集された馬。
名門・国枝厩舎の所属で馬主にシルクは、今年の2冠馬アーモンドアイと同じ組み合わせ。
鞍上は田辺。ずっとモニターのオッズを眺めていた。
「えっ、単勝1倍代かよ...」と困惑しているようにも見える。
セリユーズ、スタートでまさかの出遅れ。
長い向こう正面を利して外からポジションを上げ、直線入り口では好位に取りつく。
新潟外回り、長い長い直線での追い比べ。
ピンクの帽子、デムーロのジャスパージャックが先頭に躍り出る。
セリユーズも外から追うが、最後は伸びきれずに3着。ジャスパージャックが2番手から抜け出してそのまま押し切った。
出遅れて道中に脚を使わされたのが響いた。ゲートを五分に出れば、次走の未勝利はまず勝てるだろう。来年の牝馬クラシックは...どうかなぁ。
続く6レースはダート1200mの新馬戦。
直線は2頭のマッチレースになったが、勝ったのは内のオルトグラフ。デムーロが連勝。
7レース(3歳未勝利)は再びパドックへ。
お目当てはこのお方。
ここもデムーロ、止まらない。
1番人気のリンディーホップを好位追走から見事勝利に導いた。
写真は私の本命・ジェネラルシップ(緑帽)を楽々と交わしていく瞬間。単勝勝負が仇となる...。
前日以上のマイナスを抱え、いよいよメインの新潟記念。
他場メインの馬券はパス。資金を新潟記念に集中する。
単勝に大枚はたいたアデイインザライフの大外一気に歓喜した一昨年、ノーマークのタツゴウゲキに勝たれて落ち込んだ昨年。今年は果たして。
3歳馬・ブラストワンピースの独壇場だった。
道中はあわてず騒がず後方待機。直線で大外に持ち出されると余裕綽々の差し切りを決めた。古馬の二線級相手では力が違う。次走の菊花賞で初GⅠ制覇となるか。
ちなみに、ブラストワンピースはシルクで2000万(一口4万)で募集された。4万円で世代トップクラスの素質馬に巡り合えた会員さんはうらやましい。
◎を打ったストーンウェアは直線半ばまで3着あるかという感じだったが、最後に力尽きてしまった。
うーん、好走条件はそろっていたが...。外伸び傾向の芝コースで内を突いたのが災いしたのかな。
新潟記念をキレイに外して、夏の終わりに得たものはそこそこ大きなマイナス収支。
だが、最終日の新潟競馬場を締めくくる「お楽しみ」がまだ残っている。
つづく。