勝ち試合を落としては... (7月16日 千葉ロッテ×東北楽天@ZOZOマリン 観戦レポ)
夏フェスムードがただようマリンスタジアム。
フェスに行ったことはないけれど。
楽天戦を観るために仙台からはるばる千葉へとやってきた。
1カ月前に押さえた内野B指定席の通路側から。
お目当ての配布サマーユニホーム。
紺色を基調としたアロハシャツという出で立ち。なかなか格好いい。
昨年の西武ライオンズの「炎獅子」よろしく、このユニホームが躍進のきっかけになれば…と、この時は思っていた。
スタメンはご覧の通り。
「本格派右腕」同士の投げ合い。
"主砲"の井上のホームランで先制。シーズン30本も夢ではない。
その後同点に追いつかれたが、8回裏に角中のタイムリーで勝ち越し。
さあ、あとは内が抑えて逃げ切るだけ。
9回表に待っていたのは悪夢だった...。
代打の枡田にソロホームランを浴びる。フラフラ~っと上がった打球がレフトポール際に吸い込まれてしまった。
3連休の最終日に延長戦とは迷惑千万な展開。
しかも10回表に益田が失点を許す。
10回裏、代打の福浦が2ベースヒットで出塁。
フクメーター更新で球場のボルテージが一気に上がり、逆転サヨナラへの機運が高まる。
バントができない三木、最後は盗塁失敗でゲームセットというお寒い結末。
三木よ、控え野手でバントを決められないのは厳しいよ。自分の立ち位置を分かっているのか。
結局、最下位の楽天相手に3タテを食らってしまった。
この取りこぼしがCS争いに響かなければよいが...。
レース回顧 STV賞・阿蘇S・新潟日報賞
◆STV賞
1着:◎ハッピーグリン
2着:-ユアスイスイ
3着:△ニシノカブケ
ユアスイスイがマイペースの大逃げを見せた。それをモノとのせずに差し切ったハッピーグリンは強い。マイルなら重賞級。秋が楽しみ。
馬券はユアスイスイを切ってしまいハズレ。札幌1500mは1200mからの転戦組にも注意を払わないと。
◆阿蘇S
1着:◎コパノチャーリ―
2着:ーエポック
3着:▲ジュンヴァルカン
少頭数を嫌って馬券はパス。
外枠からコパノチャーリーがハナを奪いスローに落とす。2番手エポックとの「行った行った」の決着。
コパノは展開に注文が付くタイプだけに重賞ではどうか。エポックも展開に恵まれたクチ。次走以降買いたいかと言われると...。
◆新潟日報賞
1着:△アドマイヤリアル
2着:△ショウナンライズ
3着:-ネオスターダム
今年も逃げ馬が勝利。東スポの虎石TM、お見事。
小倉と同じく「行った行った」の決着となったが、こちらは最初の600mが34秒6、スローではない。
アドマイヤは上で即通用とは言えないが、展開に恵まれればOP特別で馬券内はあっても。
ヴゼットジョリーは好位に取り付いたものの、終始掛かりっぱなしで大敗。最内枠で乗り難しい部分が出てしまったか。
先週末はお盆休みで千葉の実家へ。日曜日は中山競馬場で馬券勝負。
「耕一路」のモカソフトを食べた直後、新潟9レースの馬単をゲット。
この日は配当に恵まれなかった。札幌メインのエルムS、ロンドンタウンが3着に残していれば3連複の配当が3倍だった。前述の新潟9レースも「危険な人気馬」のモアナが競走除外で、オッズがガクッと下がってしまい...。
ただ、1日中馬券を買っても当たらない「底」の状態は脱した。あとは馬単、3連複、3連単で万馬券を引っかけられれば。
レース予想 STV賞・阿蘇S・新潟日報賞
久しぶりにレース予想をする。
夏競馬は絶不調。ここらで調子を取り戻したいが...
◆STV賞(A)
◎ハッピーグリン
○スカルバン
▲シグナライズ
△ニシノカブケ
前走、現級で連対した馬は不在。やや低調な組み合わせ。
ならば、2戦連続でOP特別掲示板のハッピーグリンの実力が一枚抜けている。鞍上にルメールJを配して必勝態勢。
相手は同コースの500万を勝ったスカルバンで大丈夫だろう。
◆阿蘇S(C)
◎コパノチャーリ―
○タムロミラクル
▲ジュンヴァルカン
△メイプルブラザー
少頭数のさみしいメンバー。
ムラ駆けで安定しないタイプだが、コパノチャーリ―の単騎逃げ切りに期待する。同型不在で今回は展開に恵まれそう。連覇へ。
小倉コースで良績を残すタムロミラクル、和田Jへのテン乗りがプラスに出そうなジュンヴァルカンが強敵。
◆新潟日報賞(B)
○アンブロジオ
▲キョウワゼノビア
☆エスティタート
△アドマイヤリアル
△ディバインコード
△ショウナンライズ
過去3年は逃げ馬が勝利。
先行馬が少なく、展開利は今年も前に行く馬にある。
ヴゼットジョリーの前走(月岡温泉特別)は好メンバーがそろったが、2番手から32秒台の脚を繰り出して押し切った。
元々、新潟2歳Sの勝ち馬。2戦2勝の新潟コースならば、55.5㌔のハンデを背負っても準オープンを勝ち切れるのでは。
相手筆頭は東京コースの同距離で1000万下を勝った2頭。どちらも好位から競馬ができる。
押さえにも先行タイプを買う。
千葉市民に戻る日(8月3日 東北楽天×千葉ロッテ@楽天生命パーク 観戦レポ)
まさかのサヨナラ負けに1イニング10失点、守護神が2軍送りなど、明るい話題が何一つない現在のマリーンズ。
惨憺たる試合が続き、正直なところマリーンズへの気持ちが萎えてしまったが、せっかく前売りチケットを買ったのだからと、原稿書きを程々で切り上げて自転車で球場へ。
内野で最も安いB指定席(2500円)の通路側から。
眺めはマリンのOA指定に似ている。
この球場にはロクな思い出がないが、夏の野球場は気持ちいい。
そういえば、5月に来たときは寒さに震えていたっけ。
晴れた空の下、マリーンズの練習を眺める。
スラっとした長身でモデルと見まがうようなシルエット。サマーユニホームが映える。ただ、顔はその辺の会社の営業職にいそうな感じ。
加入後即スタメンに抜てきされ、結果こそ出ていないが、これまでの外野陣にはなかったスケールの大きさを感じる。マリーンズコーチ陣の指導でモノになるかは未知数だが...。
ライトスタンド前では先発の二木康太がキャッチボールをしている。
彼を生で観るのはオープン戦以来。ゆったりとしたピッチングフォームが大好き。
前回登板は好投を見せたが守護神の乱調で白星を逃した。今度こそ、の気持ちだろう。
スタメンはご覧の通り。
伊志嶺が打撃好調。守備(特に肩)に難ありだけにDH起用もやむなしか。
ペゲーロがライトの守備について試合開始。
イーグルスの先発は左腕の塩見。立ち上がりは上々。
初回、伊志嶺のショートへの当たりを巡っていきなりリクエスト(結果はアウト)。
平石監督が四角形を描けば、負けじと井口監督も...。この試合では両軍合わせて6回のリクエストがあった。ビデオ検証の度に試合の流れが寸断され、選手(特にピッチャー)は集中力の維持が大変そう。
コボスタでリクエスト映像が放映されるときのBGM、聴いたことはあるが曲名が出てこない...
対する二木、抜群のピッチング。
「8時過ぎに試合終わるのでは?」という超ハイペースの投手戦が繰り広げられる。
イーグルスファンは"推し"の選手が打席に立つとタオルを掲げる。
エメラルドグリーンにピンク、ウィーラーのタオルの配色は東北新幹線(E5系)を連想させる。もしかして鉄道ファン?
ビール半額のおかげで満員御礼。
下戸の自分にはまったく恩恵のないイベント、どうせならチケットを半額にしてくれないものか。この球場のチケット代はマリンに比べると高い。
隣の楽天ファンのおばちゃん2人組と仲良くなり、おつまみ昆布や柿の種を分けてもらう。
どうやら、サマーユニホーム姿の自分を楽天ファンと勘違いしていたらしい。
「あなた変な場面で応援しているなぁと思ったら、敵なのね(笑)」
5回裏には花火の打ち上げ。規模はマリンよりもしょぼい。
それにしても、鳴り物応援禁止の球場で花火をやるのはOKなのか...?
花火効果か、先制したのはマリーンズ。
7回表、伊志嶺の2ベースを皮切りに藤岡が送りバント、中村の内野ゴロの間に1点を入れる。
井口監督、1点勝負と読んだのだろうか。
ただ、その裏に二木が乱れる。
先頭の島内を歩かせて、今江に2塁打を浴びてノーアウト2、3塁。なぜかこの回からボール先行の窮屈なピッチングになってしまう。
続く銀次にライトへの2点タイムリーを浴びて逆転を許す。隣のおばちゃんは狂喜乱舞...と思いきや、2人目のホーム突入はリクエストへ。
ビデオ検証の結果...判定が覆りアウト!今江の演技力、仙台では通用せず。
ウィーラーをゲッツーに仕留めて、なんとか同点止まりで切り抜けた。
ライト・平沢大河のファインプレー!
ここで勝ち越しを許さなかったのは本当に大きかった。
地元・仙台育英出身、イーグルスファンからも拍手を浴びていた。
二木は明らかに疲れが見える状態だったが、リリーフ陣が火の車とあってか8回も続投。
再び先頭を歩かせてヒヤヒヤしたものの、なんとか無失点で抑える。
9回表、2アウト満塁の大チャンスで迎えるは主砲・井上晴哉!
逆転、二木に白星を付ける大チャンス、ライトスタンドからはチャンステーマ!
だが、あえなくピッチャーゴロ。その前の甘いスライダーを仕留めきれずファールにしたのが痛かった。
この時点で8割方サヨナラ負けを覚悟した。
9回裏は松永へスイッチ。
勝ちこそ付かなかったが二木はナイスピッチング。昨年までの輝きが戻ってきた。
松永はイーグルスの上位打線をきっちりと抑える。延長戦に突入。
10回表、1アウト1塁。
岡がショートへのゴロを放ち、6-4-3でチェンジ...と思いきや、なんと茂木栄五郎が後逸!
1、3塁になって田村の犠牲フライで勝ち越し!
さあ、あとはリードを守るだけ。
(これが今のマリーンズには最も難しいのだが...)
10回裏は益田が登板。
先頭のウィーラーにセンター前へ運ばれてしまう。益田、仙台、サヨナラ...嫌な思い出が蘇る。
1塁へ執拗に牽制球を投げる益田。なんと、代走の島井が牽制アウトに!このプレーは大きかった。
一発がある枡田、ペゲーロも抑えてゲームセット。
勝った、勝った、仙台で勝った!!
初めて観る、仙台での勝利。ペゲーロを空振り三振に仕留めた瞬間、ジーンとこみ上げるものがあった。
周囲はイーグルスファンだらけで完全アウェイ状態、応援にも燃えるものがある。一人でこぶしを突き上げる私。
今年4月から千葉を離れて仙台での一人暮らしを始めた。
仙台の街を気に入ってはいるが、野球だけは別。マリーンズを応援するときは心が千葉市民に戻る。
チームにとっても悪い流れを止める大きな1勝だったが、自分にとっても価値ある勝利。いやぁ...良かった。
田村のヒーローインタビューを聴いてから球場を後に。
来週の同カードは予定合わず。9月の仙台最終戦には行く予定。
函館競馬 旅打ち 8 さらば、函館
函館駅前で夕食を買ってから「はこだてライナー」に乗って新函館北斗へ。
予定より1本早い列車で来てしまったため、新函館北斗で1時間弱の待ち時間。とりあえず駅構内をうろつく...が、売店以外に目ぼしいものはない。
3列席の窓際を取ったが、隣には中国人の姉妹(D席にお父さん)。ジャパンレールパスで東京まで戻るみたいだ。4時間新幹線に乗るのはキツいと思うけどなぁ。
函館で仕入れた夕食を、車窓に広がる夕空と津軽海峡を見ながらいただく。
ハセガワストアのやきとり弁当と、ラッキーピエロのチャイニーズチキン(単品)。新幹線の車内でも函館の余韻に浸る。
名前は"やきとり"だが、豚肉のネギマ串が3本載る北海道スタイル。
タレ味の肉とのり弁は間違いのない味。出来たてから時間がたっても美味しい。
近所でもこれが売っていたら、しょっちゅう世話になるだろうな。
競馬(馬券)では散々な目に遭った今回の函館旅行。
だが、函館という街は気に入った。温泉、食べ物、景色...どれを取っても素晴らしい。
平日は温泉巡りや街歩きを楽しんで、休日には競馬場。老後は函館で過ごそう。
(まだ30年あるけれど)
来年は、札幌競馬と日ハム戦(頼むから8月の週末にロッテ戦を組んでくれ!)セットの旅行を計画中。次の函館訪問は再来年になるかな。
おわり。
函館競馬 旅打ち 7 カミナリとレイエンダ
最終日の朝も海鮮丼からスタート。
たらふく食べて苦しくなり、部屋でひと休みしてから競馬場に向かう。
2泊3日、ラビスタ函館ベイに大満足。また泊まりたい。
開催最終日の函館競馬場に到着。今年最後、いや、平成最後の函館開催だ。
到着時にはすでに3レースが終了していた。この日は指定席が取れなかったため下で観戦。
スタンドの一般席は全て埋まっている。仙台から持参したレジャーシートを敷いてゴール前の芝生に陣取る。
来場ポイントを付けたら4等が当たった。5等以外の賞品をもらうのは初めて。
ラインアップからキタサンブラックのIDカードケースを選んだが、使い道が見つからない...。
昼休みにはお笑いコンビ「カミナリ」のライブがあった。
カミナリといえば、まだ知名度が低かったころにラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」へ出演したときが印象深い。夜中に腹を抱えて笑った。
あの強烈などつき漫才を生で観られた。思い返せば、この日は彼らの時間が最も楽しかった...。
たくみくんには、今年のダービー優勝騎手に「おめえ、そういえばいつも直線で詰まってんな!」と突っ込んでほしい。
馬券は絶不調。全然当たらない。
函館8レースは◎→▲→☆で入ったにもかかわらず払戻0円。
◎は実力が一枚抜けておりアタマ固定。○は追い込み、▲は逃げ残りを期待して「3着固定」の3連単を買ったが...。丹内、地元だからって頑張りすぎ。
160倍を逃したのは痛い。ルメールがもう少し垂れていたら500倍オーバーだったのに...。欲張らずに馬単でも76倍か。
函館10レースには、昨年のダービー馬レイデオロの弟・レイエンダが登場。
好位から余裕綽々の完勝、単勝1.4倍の圧倒的支持に応えて無傷の3連勝を飾った。
次走はセントライト記念とのこと。重賞でも好勝負は間違いない。
3場メインでは「3タテ」を食らう。
さわやかな風の中、高らかに北海道の重賞ファンファーレが鳴り響いた函館2歳S。夏競馬を耳で楽しむ。
本命のアスターペガサスが出遅れをモノともせずに差し切り勝ちを収めたが、2着のラブミーファインは無印。前走1800mの馬を函館2歳Sで買えるかよ...。
最終レースをやる元気(とお金)がなく、少し早めに函館駅に戻る。
さらば、函館競馬場。
つづく。
函館競馬 旅打ち 6 吉田商店のスープカレー
最終レースまで観てからホテルに戻る。ひとっ風呂浴びてから夕食へ。
普段カレーはあまり食べないが、北海道名物のスープカレーは大好物。
市電の千歳町駅近くの「吉田商店」へ。
5~6年前、武幸四郎騎手(現・調教師)が「函館でスープカレーを食うなら吉田商店」と、テレビ番組(たしか武豊TV)で言っていた。
競馬開催時の土曜夜ということもあり行列を覚悟していたが、店内には私のほかに数人だけ。
カウンターに座り、明日の競馬エイトを読みながら出来上がりを待つ。
やわらかチキンレッグカレー(930円)+3辛(50円)
スープはさっぱり。スパイスが効いて実に美味い。
メインの骨付きチキンレッグはまるまる1本。ジューシーでボリューム満点。具をどれにするか迷ったが、メニューに1番人気と書かれていたチキンを選んで大正解だった。
ほぐしたチキンを白飯にのせ、その上からスープをかけて食べるのはまさに至福。たまらず白飯をおかわり。
いやぁ、スープカレー最高。仙台でも専門店を探そう。
スープカレーで汗を流してホテルに戻る。
夜の市電には幻想的な雰囲気がある。まるで映画のワンシーンのよう。
市電の車内に貼ってあった注意書き。
「煙草をのむ」の表現に歴史を感じる。いいねぇ。
ホテルで「アド街ック天国」を観る。
北海道にはテレビ東京系列局(TVh)があるため、仙台では映らない「アド街」を観ることができる。うらやましい。
今回の街は立川。北海道の人が立川のおすすめスポットを紹介されたところで「?」だとは思うが。
再び風呂とアイスに癒されてから寝る。
つづく。