仙台ぐらし

プロ野球(千葉ロッテマリーンズ)、競馬、食べ歩き、銭湯巡りが好きなサラリーマンのブログ

千葉市民に戻る日(8月3日 東北楽天×千葉ロッテ@楽天生命パーク 観戦レポ)

まさかのサヨナラ負けに1イニング10失点、守護神が2軍送りなど、明るい話題が何一つない現在のマリーンズ。

 

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惨憺たる試合が続き、正直なところマリーンズへの気持ちが萎えてしまったが、せっかく前売りチケットを買ったのだからと、原稿書きを程々で切り上げて自転車で球場へ。

 

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内野で最も安いB指定席(2500円)の通路側から。

眺めはマリンのOA指定に似ている。

 

adayinthelife.hateblo.jp

この球場にはロクな思い出がないが、夏の野球場は気持ちいい。

そういえば、5月に来たときは寒さに震えていたっけ。

晴れた空の下、マリーンズの練習を眺める。

 

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藤岡貴裕との交換トレードでマリーンズへやってきた岡大海

スラっとした長身でモデルと見まがうようなシルエット。サマーユニホームが映える。ただ、顔はその辺の会社の営業職にいそうな感じ。

加入後即スタメンに抜てきされ、結果こそ出ていないが、これまでの外野陣にはなかったスケールの大きさを感じる。マリーンズコーチ陣の指導でモノになるかは未知数だが...。

 

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ライトスタンド前では先発の二木康太がキャッチボールをしている。

彼を生で観るのはオープン戦以来。ゆったりとしたピッチングフォームが大好き。

前回登板は好投を見せたが守護神の乱調で白星を逃した。今度こそ、の気持ちだろう。

 

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スタメンはご覧の通り。

伊志嶺が打撃好調。守備(特に肩)に難ありだけにDH起用もやむなしか。

 

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ペゲーロがライトの守備について試合開始。

 

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イーグルスの先発は左腕の塩見。立ち上がりは上々。

 

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初回、伊志嶺のショートへの当たりを巡っていきなりリクエスト(結果はアウト)。

平石監督が四角形を描けば、負けじと井口監督も...。この試合では両軍合わせて6回のリクエストがあった。ビデオ検証の度に試合の流れが寸断され、選手(特にピッチャー)は集中力の維持が大変そう。

コボスタでリクエスト映像が放映されるときのBGM、聴いたことはあるが曲名が出てこない...

 

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対する二木、抜群のピッチング。

「8時過ぎに試合終わるのでは?」という超ハイペースの投手戦が繰り広げられる。

 

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イーグルスファンは"推し"の選手が打席に立つとタオルを掲げる。

エメラルドグリーンにピンク、ウィーラーのタオルの配色は東北新幹線(E5系)を連想させる。もしかして鉄道ファン?

 

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ビール半額のおかげで満員御礼。

下戸の自分にはまったく恩恵のないイベント、どうせならチケットを半額にしてくれないものか。この球場のチケット代はマリンに比べると高い。

 

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隣の楽天ファンのおばちゃん2人組と仲良くなり、おつまみ昆布や柿の種を分けてもらう。

どうやら、サマーユニホーム姿の自分を楽天ファンと勘違いしていたらしい。

「あなた変な場面で応援しているなぁと思ったら、敵なのね(笑)」


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5回裏には花火の打ち上げ。規模はマリンよりもしょぼい。

それにしても、鳴り物応援禁止の球場で花火をやるのはOKなのか...?

 

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花火効果か、先制したのはマリーンズ。

7回表、伊志嶺の2ベースを皮切りに藤岡が送りバント、中村の内野ゴロの間に1点を入れる。

井口監督、1点勝負と読んだのだろうか。

 

ただ、その裏に二木が乱れる。

先頭の島内を歩かせて、今江に2塁打を浴びてノーアウト2、3塁。なぜかこの回からボール先行の窮屈なピッチングになってしまう。

続く銀次にライトへの2点タイムリーを浴びて逆転を許す。隣のおばちゃんは狂喜乱舞...と思いきや、2人目のホーム突入はリクエストへ。

ビデオ検証の結果...判定が覆りアウト!今江の演技力、仙台では通用せず。

ウィーラーをゲッツーに仕留めて、なんとか同点止まりで切り抜けた。

 

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ライト・平沢大河のファインプレー!

ここで勝ち越しを許さなかったのは本当に大きかった。

地元・仙台育英出身、イーグルスファンからも拍手を浴びていた。

 

二木は明らかに疲れが見える状態だったが、リリーフ陣が火の車とあってか8回も続投。

再び先頭を歩かせてヒヤヒヤしたものの、なんとか無失点で抑える。

 

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9回表、2アウト満塁の大チャンスで迎えるは主砲・井上晴哉

逆転、二木に白星を付ける大チャンス、ライトスタンドからはチャンステーマ!

だが、あえなくピッチャーゴロ。その前の甘いスライダーを仕留めきれずファールにしたのが痛かった。

この時点で8割方サヨナラ負けを覚悟した。

 

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9回裏は松永へスイッチ。

勝ちこそ付かなかったが二木はナイスピッチング。昨年までの輝きが戻ってきた。

松永はイーグルスの上位打線をきっちりと抑える。延長戦に突入。

 

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10回表、1アウト1塁。

岡がショートへのゴロを放ち、6-4-3でチェンジ...と思いきや、なんと茂木栄五郎が後逸!

1、3塁になって田村の犠牲フライで勝ち越し!

さあ、あとはリードを守るだけ。

(これが今のマリーンズには最も難しいのだが...)

 

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10回裏は益田が登板。

先頭のウィーラーにセンター前へ運ばれてしまう。益田、仙台、サヨナラ...嫌な思い出が蘇る。

1塁へ執拗に牽制球を投げる益田。なんと、代走の島井が牽制アウトに!このプレーは大きかった。

一発がある枡田、ペゲーロも抑えてゲームセット。

 

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勝った、勝った、仙台で勝った!!

初めて観る、仙台での勝利。ペゲーロを空振り三振に仕留めた瞬間、ジーンとこみ上げるものがあった。

周囲はイーグルスファンだらけで完全アウェイ状態、応援にも燃えるものがある。一人でこぶしを突き上げる私。

 

今年4月から千葉を離れて仙台での一人暮らしを始めた。

仙台の街を気に入ってはいるが、野球だけは別。マリーンズを応援するときは心が千葉市民に戻る。

チームにとっても悪い流れを止める大きな1勝だったが、自分にとっても価値ある勝利。いやぁ...良かった。

 

田村のヒーローインタビューを聴いてから球場を後に。

来週の同カードは予定合わず。9月の仙台最終戦には行く予定。