「リアル野球盤」の再現だ(9月18日 千葉ロッテ×福岡ソフトバンク@ZOZOマリン 観戦レポ)
有休を取ってマリンスタジアムへ。内野自由席3塁側、バックネットの被らないお気に入りの場所を確保する。
この日の目的はTEAM26のポイント消化と福浦の2000本チェック。残すところあと3本、今の福浦に猛打賞を期待するのはさすがに厳しいか。
スタメンはご覧の通り。
藤岡を下げてショートで三木を起用。大事な場面でのバント失敗など、今年の三木の印象は最悪だが...。
打数が少ないにせよ、打率自体は結構高いのね。
井口、工藤両監督のメンバー表交換。
首位西武との天王山3連戦を全て落としてしまったソフトバンク。失意の千葉入りか。
対する井口監督は、来季への育成モードに頭の中を切り替えているだろう。
先発は有吉と東浜。
有吉はシーズン途中の先発転向後、本当によく頑張っている。彼の先発適性の高さが分かったのは今シーズンの明るい話題の一つ。
有吉のピッチングを見ながら、イオンで買ってきた海苔巻きを食べる。
鉄火、納豆、イカ明太。小腹を満たすにはちょうどいい。1本100円でコスパも高い。
2回表、井上のホームランでマリーンズが先制。逆方向への力強い一発。
これで21号、彼の成長こそが今シーズン最大の収穫では。
2割9分近くの打率を残している点も立派。来年には3割30本100打点...は欲張りすぎかな。
4回に鈴木大地のタイムリーで追加点を挙げ、今日はマリーンズが逃げ切り...とはいかない。
若鷹軍団が流れた直後の7回表、代打・福田が値千金の同点タイムリー。
♪ガッツ、ガッツ、ビバガッツ~のチャンステーマが発動すると必ず点が入る(そしてイニングが長い)のは気のせいか...?
ラッキー7で勝ち越し!といきたいところだが、ここで雨のため試合中断。
土砂降り。
傘を持たずに自転車で来てしまった。とりあえず屋根の下で雨脚が弱まるのを待つことに。
結局、30分以上の中断を挟んで試合再開。
(ここで試合を止めておけば...)
有吉は8回2失点のナイスピッチング。こういう投手に白星が付かないのが弱いチームの最たるところか。
9回は松永が登板。登場曲変えた?
この日はコントロールが今一つ。二つのフォアボールとヒットで1アウト満塁の大ピンチ。
ホークスベンチにはこの男が残っていた。代打・川島慶三。
犠牲フライを打たれて勝ち越しを許す。
マリーンズとホークスでは代打の層が段違い。試合を決める場面できっちり犠牲フライを打てるバッター、今のマリーンズにいるか?
柳田や上林にばかり目が行きがちだが、川島のような「いやらしさ」を持った選手が陰で強いチームを支えている。
敵ながらあっぱれ、大地のタイムリーの直後にゲッツーでチャンスを潰した三木、聞いてるか?
続く牧原にタイムリーを浴びて2点差。貧打マリーンズには非常に重い点差。
当然、9回裏には守護神の森が登場。
先頭の中村がヒットで出塁。井上が三振の後、角中の打球はライトの頭上、フェンスに直撃!
よし、1アウト2,3塁!同点、サヨナラあるかも!!
...とテンションが上がった直後、なぜか2塁ベース上にいる中村を見て呆然。
1塁を回って2塁直前まで来ていた角中は慌てて戻るも、挟まれてタッチアウト。その隙に3塁へ向かった中村もアウトになり、「フェンス直撃ダブルプレー」という意味不明な形でゲームセット。
リアル野球盤か。呆れて言葉も出ない。
ライトスタンドからは大ブーイング。当たり前だ。ただでさえホークスとは戦力差があるのに、こんなお粗末なプレーをしていたら勝てる試合など一つもない。
2塁で止まっていた中村は何を考えていたのか。ライトフライだと思ったのならば1、2塁間にいるはず。
ただ、あの大飛球をライトが捕ると判断していたのだとしたら、それはそれでオカシイ。たまに洒落にならない大ポカをやらかすね、ショーゴは。
雨脚が弱まっていたのがせめてもの救い。自転車で帰りましたとさ。
今シーズンのマリン、あと1試合行きます。
レース予想 セプテンバーS・大阪スポーツ杯
明日は1日中自宅にいる予定。競馬を観つつ、マリーンズ戦もチェックしないと。
あと1本に迫った福浦の偉業達成の瞬間は拝みたい。
(こんな日に限ってBS中継は無し。DAZNさんの出番です...)
◆セプテンバーS
◎モズスーパーフレア
○ワンアフター
▲アッラサルーテ
△アドマイヤナイト
△レーヴムーン
△ナンヨーアミーコ
△カイザーメランジェ
△スペチアーレ
中山芝1200m戦にしては前に行く馬が少ない。展開利は先行馬にあり。
モズスーパーフレアは2走前(HTB杯)で、OP特別勝ちの実績があるディバインコードらを2番手抜け出しから完封。3走前(GⅢ・ファルコンS)には0.3秒差5着の好走を見せている。
11着大敗の前走はやや大事に乗りすぎたか。今回は武豊J起用で勝負気配を感じる。積極的な騎乗で2走前の再現だ。
同コースの準オープンで先行策から結果を残しているワンアフター、アッラサルーテが相手筆頭。
◆大阪スポーツ杯
◎コパノキッキング
▲ヤマニンアンプリメ
△マルカソレイユ
△スマートレイチェル
△チェイスダウン
逃げたい馬は複数いるが、1000m戦でぶっち切りの圧勝を見せたコパノキッキングがスピードの違いでハナを切るだろう。
そのままコパノキッキングの押し切りに期待。
唯一、今回と同コースの500万下で敗戦を喫しているが、相手が後の重賞勝ち馬・グリムならば仕方ない。夏の2戦を見るとひと皮むけた感があり、距離延長でも準オープンはあっさり突破するのでは。
モマれ弱いヴェンジェンスが願ってもない外枠を引いた。コパノを追いかけると苦しくなるが、外めから好位追走の形ならば馬券内は堅い。
末脚鋭いヤマニンアンプリメも侮れない。
千葉の宝、福浦和也(9月16日 千葉ロッテ×東北楽天@ZOZOマリン 観戦レポ)
3週間ぶりのマリン、仙台からイーグルス戦を観に来ました。
チケットは前売りで完売。
完売の理由&私のお目当てはコレ。
配布場所には長蛇の列。
試合開始1時間前に到着したが、Mサイズは既に配布終了。もともとLサイズをもらう予定の私はホッとした。これでTシャツが無かったら、なんのためにこの試合のチケットを取ったのか...
「福浦安打製造所」大創業祭のTシャツ&手ぬぐい、そしてフクメーターカードを無事ゲット。ヤフオクやメルカリでは、セットで数千円の値が付いている。
もちろん私は自分で使う予定。Tシャツは自宅用、手ぬぐいは銭湯へ行くときに持っていこうかね。
本当は福浦グッズ(キーホルダー)も仕入れたいところだったが、なんとショップには入場制限がかかっている!ここはディズニーランドか。
列に並んだら試合開始に間に合わないと判断して断念。ちなみに、試合中に足を運んだらキーホルダーは完売していた。ちくしょう。
1ヶ月前に押さえた3塁側S指定席の通路側から。
チケットを取ったときは「今年最後」のマリン参戦予定だったので奮発してしまった。
目の前ではマリーンズの選手が守備練習をしている。
鈴木大地ビューシート。
スタメンはご覧の通り。
楽天はタナ・オコ・アイランド。茂木栄五郎はどうした?
福浦は「8番・DH」で出場。
2000本まであと4。CS進出が絶望的ならば、達成まで1番で起用してもいいような...。
涌井秀章 VS 岸孝之、新旧のライオンズエース同士の投げ合い。
岸といえば、2014年にここマリンでノーヒットノーランを達成している。この試合を生で観たのはちょっとした自慢。
達成直後に拍手をして、近くに座っていたおじさんに「マリーンズファンが拍手してんじゃねぇ!」とドヤされた話を某企業の最終面接で披露したら、なぜか通ってしまった。それが今の会社。
ある意味、岸は恩人かもしれない。
福浦の第1打席。スタンドからは割れんばかりの声援が送られる。
ノーアウト2塁の場面でライトへのタイムリーヒット!マリーンズ先制!
フクメーター更新。いよいよあと3本に迫った。
2000安打達成の機運を高めるべく、絶対に負けられない試合だが、4回表に涌井が捕まる。
島内とウィーラーに連打を浴びると、銀次の犠牲フライで同点。
ここで止めれば...という場面で、内田に痛恨の一発を打たれてしまった。
まだ2点差とはいえ、今のマリーンズはビハインドになってから「いける!」となれないのが現状。
スタンドはぎっしり。当然、満員御礼。
前述のTシャツ&手ぬぐいは、既に試合開始30分前に配布終了したらしい。
「先着2万人」なんて中途半端なことはしないで、ビジター外野席以外全員配布にすればいいのに。
第2打席はショートゴロ。
続く第3打席、低めのボールを上手く打ち、抜けた!というところをファーストの銀次が横っ飛びでキャッチ。1塁ランナーが戻れずにダブルプレーでチャンスが潰える。
空気読んでくださいよ、赤見内さん。
9回裏、2アウト1塁で迎えた第4打席。球場中から「ふっくうら!」コールがこだまする。
雰囲気はまるで引退試合のよう。ホントの引退試合になったら球場はどうなってしまうのか。
相手ピッチャーは守護神の松井裕樹。昨年の井口のような同点ホームランを...という期待を持ったが、あえなく空振り三振でゲームセット。
どうも打線がつながらない。まあ、今シーズンの残りの楽しみは、勝ち負けではなく福浦の2000本だが。
9月の試合で負けても悔しくならないというのは実に情けない。
ただ、Tシャツ・タオル・タイムリーで、S指定席のチケット分以上の価値はあったので満足度は高い。
割れんばかりの大声援を受けてタイムリーを放つ。やはり福浦は「千葉の宝」だ。
新潟競馬 旅打ち2018 8 万代シティでフードバトル(みかづきのイタリアン&バスセンターのカレー)
9月3日(月)
いよいよこの旅打ちも最終日を迎えた。
ぐっすり眠ってから朝風呂&朝食バイキング。
3日間でどれだけの枝豆とフライドポテトを食べただろうか。
部屋に戻ってチェックアウトの11時までゴロゴロ。
温泉、朝食、部屋の快適度、どれを取ってもドーミーインはビジネスホテルの中ならトップクラス。来年の夏、また来よう。
キャリーケースにリュックサックを背負い、駅とは反対方向の万代シティバスセンターまで歩く。ホテルからは10分ほど。
帰りは仙台行きの高速バスを予約してある。出発まであと1時間半、早めの昼ごはんとして新潟のB級グルメを食べる。
バスセンターの真上にある「みかづき」へ。新潟名物・イタリアンをいただく。
"イタリアン"といっても、パスタやピザではなく...
http://www.mikazuki-italian.com/concept
(↑こちらを参照)
昔ながらのファストフード店という雰囲気。なぜか子どものころに来たドムドムバーガーを思い出す。
正面のレジで注文すると「5~6分お時間をいただきますが...」とのこと。ええ、待ちますよ。
11時過ぎの店内にはおじいさんと家族連れのみ。平日ならこんなものか。
メインのイタリアン以外にソフトクリームなどのデザートもある。夕方にはJKの溜まり場になりそうな感じ。
余談だが、新潟のJKはレベルが高い。
店員さんがわざわざ私の座っている場所まで持ってきてくれた。
イタリアン大盛(410円)
出来たてのアッツアツ。これは5分待った甲斐があった。災い転じて福となす?
焼きそばにトマトソースを絡めて食べ進める。最初の三口目あたりは美味しい。ただ、途中からソースが足りなくなり、味が単調に...。ソースとのバランスが崩れると一気に飽きてしまう。大盛は失敗だったか。
大盛にする際は、ソース増し(+40円)やチーズトッピング(+80円)をお勧めする。
みかづき全店で使えるクーポンをもらったが、店舗があるのは新潟県内のみ。
仙台進出をお待ちしています。
バスセンターに降りると、立ち食いそば屋に行列ができている。
この店の名物といえばカレー。昨今、テレビ番組に取り上げられて注目を集めているらしい。
まだ無名だった数年前、「競馬LiveへGO!」で藤巻さんが勧めているのを聴いて食べてみた。スパイシーな味付けのルーがクセになる。
10分前に昼飯を食べたばかりなのに、カレーが食べたくなってきたよ。ああ、どうしよう...。
行列に並んでミニカレー(値段は失念)を食べた。
カレーの匂いは反則だね。我慢できない。
真っ黄色のルーが目を引く。牧歌的?なルックスをしているが、味は辛さが前面に出ている。コクと辛さが双璧を成す一杯。
周りを見渡すと、昼休みのサラリーマンも、私と同じくキャリーを持った観光客もカレーを食べている。テレビの力はすごいな。
唯一、私の隣のおじいさんだけはイカ天そばをすすっていた。たぶん相当の常連だろうな。
ここでそばを食べていたら"デキる"大人に見られるかも。
まだ少し時間がある。隣のイオンで車内用の食料調達。
満腹だが、駄菓子屋を見かけるとつい手が伸びてしまう。
いよいよ仙台行きのバスに乗り込む。さらば新潟。
ゆとりある独立3列シートに腰かけて約4時間の長旅。
バスは会津の山間部をひた走り、郡山から東北自動車道に合流する。
車内ではタブレットで映画鑑賞。残りの2時間は爆睡。起きたら既に宮城県に入っていた。
定刻よりも10分程度早く、広瀬通一番町の停留所に到着。
戻ってきてしまった。ああ、夏が終わってしまった。
仙台は既に秋の陽気。半袖ではやや肌寒い。
明日から「旅打ち資金」を貯めるべく働こう...と、心を新たに家路へ就いた。
おわり。
新潟競馬 旅打ち2018 7 敗軍の将は回転寿司に行く
大敗を喫して新潟駅へ戻ってきた。
とりあえずホテルでひとっ風呂を浴びて現実逃避。競馬で負けても温泉とサウナは気持ちいい。
この日の晩飯は、勝っても負けても回転寿司に行くと決めていた。
昨年も訪れた新潟駅ビル内の「健康寿司 海鮮屋」。どのあたりが"健康"なのかはよく分からないが。
いつもの通り、エビとコハダからスタート。
私の中では不動の1、2番。回転寿司界の秋山・源田。
ブログを読み返したら、昨年の旅打ちでもこの2皿から食べ始めていた。我ながらどんだけ好きなんだ。
鯛と紋甲イカ。鯛は新潟で獲れたものらしい。
この他にはアジ、ヤリイカのゲソ、わさび巻きを注文。わさび巻きには隠し味にカツオ節が使われていて非常に美味しかった。
店を出て、コンコースをホテル方面に歩いていると、見たことのある青年とすれ違った。
手元には「ラジオNIKKEI」の紙袋。なんと、東京駅に続いてまたしてもK屋敷アナに遭遇した。
今回はイヤホンを着けていなかったが、新幹線改札口へ急いで向かっていたため、話しかけるのは再度断念。まさか2度も会うとはねぇ。
ホテルに戻って、〆のラーメン。
ドーミーインの「夜鳴きそば」は一見シンプルな醤油ラーメンに見えるが、なぜかクセになる美味しさがある。依存性のある薬が入っていたりして。
これが無料で味わえるのもドーミーインの魅力の一つ。ごちそうさま。
いよいよこの旅も残すはあと半日。
つづく。
新潟競馬 旅打ち2018 6 かぶりつきで「千直」を観よう
新潟記念を終えて財布の中身がだいぶ寒くなってしまった。
夏の新潟競馬のトリを飾るのは直線1000m戦、通称「千直」の雷光特別。
千直は馬券傾向がつかめないためほとんど買わないが、外ラチ沿いを各馬が猛スピードで突進してくる様子は迫力満点で見応えがある。
発走30分前からラチ沿い最前列に陣取り、観戦に備える。
千直は本馬場入場でもスタンド前を通る。馬との距離が非常に近い。
2年目の若手、木幡育也Jが乗るヒロイックアゲン。
三浦皇成J騎乗のセイウンアカマイ。
キラキラオーラ、私には縁遠い名前だ。
手綱を執るのは大庭和弥J。
アシャカデッシュと津村明秀J。人気の一角。
同枠のハッピーランランも有力どころ。
鞍上の石川裕紀人Jは好きなジョッキーの一人。
ニコニコしながら外ラチに寄ってきた田中勝春Jとフジマサアクトレス。
「フジマサ」の勝負服といえばカッチーでしょう。
ソレイユフルールは千直で好成績を残すマツリダゴッホ産駒。
鞍上の丸田恭介Jはこの夏絶好調。
オーバースペックは一昨年の新潟2歳Sで2着の実力馬。
前走、初めての千直で2着と好走して、今回は1番人気に支持された。
騎乗するのはミルファームの主戦、岩部純二J。
そして千直で彼女を忘れてはならない。藤田菜七子Jとアブソリュカフェ。
「ななこちゃーん!」「頑張れー!」とラチ沿いから声援が飛ぶ。
腹帯の"NF”をノーザンファームと勘違いしてしまった。イニシャルね。
16時30分、夏競馬に別れを告げる最終レースが発走。
ドドドドドっという轟音とともに、18頭がゴールめがけて外ラチ沿いをひた走る。
木幡育也Jのヒロイックアゲンが先頭か。
ゴール直前、外から伸びたソレイユフルールがわずかに交わして1着。
単勝142倍の伏兵ヒロイックアゲンが大健闘のハナ差2着。2馬身離された3着にセイウンアカマイ。
一般的に外枠有利とされる千直だが、2、3着は1枠の2頭が占めた。
3連単は130万馬券、千直は"賭ける"ものではなく"観る"ものだ(苦笑)
ヒロイックアゲンとセイウンアカマイは今回が初めての千直だった。他のコースで問われる能力と全く違うため、他場で惨敗続きの馬が初の千直で激走するパターンが目立つ。このあたりに馬券が難しい(荒れる)理由がある。
新潟競馬場に来たらば、一度はラチにかぶりつきで千直を観るのをおすすめする。他場では決して味わえない迫力がそこにはある。
いつかは千直唯一の重賞・アイビスサマーダッシュを現地で観たいもので。
つづく。
新潟競馬 旅打ち2018 5 新馬戦と新潟記念
9月2日(日)
午前7時、iphoneのアラームで目が覚める。
ホテルでは自宅よりぐっすり眠れるのはなぜだろう。
朝風呂を浴びてからフルーツ牛乳を飲む。
新潟のビン牛乳といえば塚田牛乳。フタを針で開ける昔ながらのスタイルがオツなもので。
いざ、夏の開催最終日の新潟競馬場へ。
この日はバイパスを降りてから道路が大渋滞。前日の倍以上、到着までに40分以上かかった。
場内も混雑している。1レース開始前にもかかわらずメインスタンドの自由席は既に満席。アイビススタンドの一角に空いている席を見つけて陣取る。
昨年はこれくらいの到着時間でゴール前の良席を確保できたはず。ブラストワンピース効果かな。
吹き抜ける風には秋を感じるが、日向の席で新聞とにらめっこしていると汗がダラダラと出てくる。
午前中の馬券的中は小倉4R(3歳未勝利)のみ。
新潟の馬券おじさんに交じって、モニターに向かい「アヴドゥラ頭!」と声援を送ったのが奏功。
芝1800m、この中に来年のオークス馬やダービー馬がいるかもしれない。
注目はディープインパクト産駒のセリユーズ。
シルク・ホースクラブで牝馬ながら6000万(一口12万)の高値で募集された馬。
名門・国枝厩舎の所属で馬主にシルクは、今年の2冠馬アーモンドアイと同じ組み合わせ。
鞍上は田辺。ずっとモニターのオッズを眺めていた。
「えっ、単勝1倍代かよ...」と困惑しているようにも見える。
セリユーズ、スタートでまさかの出遅れ。
長い向こう正面を利して外からポジションを上げ、直線入り口では好位に取りつく。
新潟外回り、長い長い直線での追い比べ。
ピンクの帽子、デムーロのジャスパージャックが先頭に躍り出る。
セリユーズも外から追うが、最後は伸びきれずに3着。ジャスパージャックが2番手から抜け出してそのまま押し切った。
出遅れて道中に脚を使わされたのが響いた。ゲートを五分に出れば、次走の未勝利はまず勝てるだろう。来年の牝馬クラシックは...どうかなぁ。
続く6レースはダート1200mの新馬戦。
直線は2頭のマッチレースになったが、勝ったのは内のオルトグラフ。デムーロが連勝。
7レース(3歳未勝利)は再びパドックへ。
お目当てはこのお方。
ここもデムーロ、止まらない。
1番人気のリンディーホップを好位追走から見事勝利に導いた。
写真は私の本命・ジェネラルシップ(緑帽)を楽々と交わしていく瞬間。単勝勝負が仇となる...。
前日以上のマイナスを抱え、いよいよメインの新潟記念。
他場メインの馬券はパス。資金を新潟記念に集中する。
単勝に大枚はたいたアデイインザライフの大外一気に歓喜した一昨年、ノーマークのタツゴウゲキに勝たれて落ち込んだ昨年。今年は果たして。
3歳馬・ブラストワンピースの独壇場だった。
道中はあわてず騒がず後方待機。直線で大外に持ち出されると余裕綽々の差し切りを決めた。古馬の二線級相手では力が違う。次走の菊花賞で初GⅠ制覇となるか。
ちなみに、ブラストワンピースはシルクで2000万(一口4万)で募集された。4万円で世代トップクラスの素質馬に巡り合えた会員さんはうらやましい。
◎を打ったストーンウェアは直線半ばまで3着あるかという感じだったが、最後に力尽きてしまった。
うーん、好走条件はそろっていたが...。外伸び傾向の芝コースで内を突いたのが災いしたのかな。
新潟記念をキレイに外して、夏の終わりに得たものはそこそこ大きなマイナス収支。
だが、最終日の新潟競馬場を締めくくる「お楽しみ」がまだ残っている。
つづく。