福島ソフトクリーム探訪(競馬場の売店&ダンケシェーン)
突然だが、ソフトクリームと競馬の相性は抜群だと思う。
予想に煮詰まったとき、ハズレが続いて気分転換したいとき、冷たくて甘いソフトクリームは恰好の清涼剤になる。
競馬場のソフトクリームは、東京・中山競馬場「耕一路」のモカソフトと、これから紹介する福島競馬場の売店のものを強くお勧めしたい。
◆競馬場の売店
ソフトクリーム(280円)
ソフトクリームの味を思い浮かべながら食べて「うん、これこれ」と頷ける味。良い意味で想像通り。後味がさっぱりな点も良し。
一見すると簡単そうに思えるが、相手に「うん、これこれ」と思わせるものを出すためには相当のスキルが必要になる。アイスに限らず何でも。
◆ダンケシェーン
七夕賞の帰りにレンタサイクルで寄り道。福島駅西口のほぼ正面。
「競馬LiveへGo!」などでたびたび話題に上がり、福島へ行ったときは絶対に立ち寄ろうと決めていたお店。
福島の人は、飲み会終わりの"シメ"としてここのソフトクリームを食べるとか。いま流行りのシメパフェならぬシメソフト、すっきりとして良いかも。
地中海ソルト(300円くらい)
シンプルなミルク味と迷ったが、日替わりのこちらをチョイス。少し青みがかっている。
口当たりがやわらかい。少し口を付けるだけでふわっと溶けていく。
爽やかな甘さの後にほんの少し塩味。うまいなぁ。
隣の男子2人組は「メドウラークのおかげでアイスが食えるよー!」と言いながら、同じく地中海ソルトを食べていた。
えっ、メドウラークを買えたのか。3場メイン全外しのショックを一人ソフトクリームで癒す私。
福島は至るところで競馬の話をしている人に遭遇する。今回のダンケシェーン、極楽湯のサウナ、そして帰りの福島駅の待合室。
中には、七夕賞で落馬したプラチナムバレットの心配をしている人もいた。福島競馬は地元ファンの愛や熱意で支えられている。
皆さんも競馬とソフトクリームを楽しみに、福島へ足を運んでみては。
レース回顧 マリーンS・プロキオンS・七夕賞(7月8日 福島競馬場観戦レポ)
2日連続で福島競馬場へ。
仙台⇔福島の往復が4割引になる「在来線Wきっぷ」を使い、東北線で福島に向かう。
(前日に儲かっていれば新幹線に乗っていたが...)
ガラガラの東北線の車内。
ボックスシートに腰かけて、競馬エイトに目を通しながら栄養補給。ZOZOマリンで6回来場記念(だったかな?)としてもらった韓国のエナジードリンクを飲む。
味は...普通。
1時間20分かけて終点の福島駅に到着。
駅前で無料レンタサイクルを借りて競馬場に向かう。自転車で福島の市街地を散策するのは楽しい。
駅から真っすぐ進み、国道4号線に当たったら左折するだけなので、迷子になる不安もない。天気が良い日は競馬場までのサイクリングをおすすめする。
東京から足を運んだ友人たちと下で観戦。
福島競馬場はスタンドからコースまでの距離がとても近い。
ドドドッという音ともに、馬が目の前を駆け抜けていく迫力。カメラ派のファンにとってはたまらないのでは。
福島、中京、函館にまんべんなく手を出し、2日連続でマイナス収支を抱えてメインレースに突入。
◆マリーンS
1着:○ユラノト
2着:☆ハイランドピーク
3着:-リーゼントロック
(8着:◎タムロミラクル)
先手を取るのはヨシオかと思いきや、ラストダンサーが飛ばす。
道中でハイランドピーク、ユラノト、ヨシオがポジションを上げて厳しい流れになった。その中でも上位に来たユラノト、ハイランドは強い。リーゼントロックは後方待機が奏功した。
タムロミラクルは前走より前めのポジションでレースを進めたのが裏目に出たか。道中で脚を使わされ、直線では伸びなかった。
◆プロキオンS
1着:ーマテラスカイ
2着:○インカンテーション
3着:▲ウインムート
(8着:◎ダノングッド)
最初の600mが33秒5、予想通りの激流!
これは先行馬総崩れ...とほくそ笑んだ私をあざ笑う、マテラスカイ&武豊の逃走劇。ぶっちぎりの圧勝、いやぁ、強すぎる。
この馬の実力を見抜けなかった時点で勝負あり。ウインムート、ブラゾンドゥリスといったその他の先行馬も掲示板に入っており、中京のダート自体が分かっていなかったのかな...。
◆七夕賞
1着:ーメドウラーク
2着:△マイネルサージュ
3着:-パワーポケット
(6着:◎レイホーロマンス)
マイネルミラノが飛ばして、道中の出入りも激しくなり想像以上のスタミナレースに。
とはいえ、この3頭の組み合わせは逆立ちしても買えない。
「パワーポケット、メドウラーク、シルクドリーマーのワイドボックスを100円買えば土産代が出るぞ」と友人に冗談半分で言っていたら、まさか本当に来るとは。ワイドで230倍かよ。
メドウラークはタフな流れ、やや力の要る現在の福島の馬場が味方した。マイネルサージュは流れに加えて福島コースが得意なのだろう。
パワーポケット...わからん。
結局、土曜以上のマイナスを抱えてしまった。
最終レース終了後に友人たちと別れ、レンタサイクルを返してから駅ビルの「極楽湯」へ。
駅ビルにスーパー銭湯が入っているのは福島くらいではなかろうか。非常に便利。
サウナで汗を流した後の「ご当地牛乳」は美味い。
福島からの仙台までの1時間20分、ガラガラの東北線ボックスシートで競馬の反省をしながら帰宅。
福島競馬場、次は秋にお会いしましょう。
福島競馬場グルメ2018
おかげさまで、昨年福島競馬場グルメについて書いた記事に、多くのアクセスをいただいている。
(昨年も阿武隈Sの週に福島へ行っていたのか)
福島競馬場グルメ第2弾、7、8の両日に食べたものを紹介する。
◆鳥ぎん(1Fフードコート、7日昼)
モツ煮(450円)、ごはん(200円)
煮込みとメシをかっ喰らう、これぞ競馬場の昼飯。
モツからゴボウ、ニンジンといった根菜までじっくりと煮込まれている。特に大根は中まで味がしみていて絶品だった。
細かいところでは、ごはんの付け合わせのタクアンがとても美味しかった。たっぷり3枚付いてくる点もうれしい。
煮込み→白飯→煮込み...のループの箸休めとしてぴったりで、特に"シットリ系"のタクアンが好きな人には、是非食べてみてほしい。
(モツ煮の紹介なのに"大根推し"になっている...)
◆花月寿(1Fフードコート、8日昼)
冷やし山菜そば(420円)+1.5倍盛り(80円)
昨年もお世話になった花月寿で、今年はさっぱりと山菜をチョイス。
1.5倍盛りにするとボリューム満点。味はまずまずだが、のどごしの良いそばとタップリの山菜を食べてワンコインならば満足度は高い。
無料トッピングの大根おろし、たしか昨年は「3杯」までオッケーだったような...原材料の高騰やらで厳しいのかしら。
ちなみに、この大根おろしは辛みが効いているため入れ過ぎには注意。
レース回顧 五稜郭S・豊明S・阿武隈S
仙台から高速バスに揺られて1時間強、福島競馬場へと行ってきた。
始発のバスターミナルで既に補助席まで満席という混雑ぶり。オジュウチョウサンのパワーか、あるいは「タケちゃん効果」(同乗していたオジさんの発言)か。
オジュウチョウサンとタケちゃんのコンビが圧勝した開成山特別、指定席エリアは最後の直線で拍手大喝采。ひとり「ウチパクっ!」と声を出した私は完全に部外者だった。ウチパクさんのアイスコールド、直線の競り合いで伸びを欠いて5着。
新馬戦を「ヨハネスブルグ丼」で仕留めて以降、まともな当たりは無し。そこそこのマイナス収支を抱えて3場のメインレースに突入。
◆五稜郭S
1着:○マイスタイル
2着:△スティッフェリオ
3着:◎ドレッドノータス
○△◎で3連複7.2倍をゲット...したものの、◎からの馬単が外れてトリガミ。3連複はマイスタイルの組み合わせを厚めに買ったが、7倍しか付かないようではさすがに厳しい。
1000m通過61秒ちょうど、マイスタイルが絡まられることなく逃げて完勝。名は体を表す?勝ち方だった。
さすが昨年のダービー4着馬、準オープンでは力が違う。今後は重賞でもやれる。
スティッフェリオは好位からレースを進めたが、マイスタイルには離された。準オープンはメンバーに恵まれれば勝てる、といったところか。
本命に据えたドレッドノータスはスティッフェリオから3馬身半差。インで脚を溜められたのは良かったが...。
◆豊明S
1着:-エイシンティンクル
2着:◎レインボーフラッグ
3着:△ヴェネト
最初の600mが33秒4の激流、想定通りの展開にはなったが...1着馬がノーマークでハズレ。
エイシンティンクルから好位の外から力強く伸びた。これまでの勝ち方は全て逃げ切り、まさか好位差しができるとは読めなかった...。あるいは、初の1400mへの距離短縮が奏功したのか。
2~5着は印を付けた馬が入っているだけに、悔いが残る。
◆阿武隈S
1着:◎ミッキーグローリー
2着:△エマノン
3着:△ユニゾンデライト
プレミオテーラーの逃げで1000m通過は59秒3。ほぼ平均ペース。
ミッキーグローリーは道中でポジションを上げ、直線で難なく抜け出して完勝。準オープンの手薄なメンバーに入ればやはり力は一枚上だった。この先は函館のマイスタイル同様重賞で見たい。
エマノンは内の好位からしぶといレース運び。ただ、軽量と小回りコースに助けられた感が強い。
逃げ切りで1000万を勝ち上がったユニゾンデライトが、後方一気で3着に来たのは意外だった。
ウオッカの娘・タニノアーバンシーはまさかの大差シンガリ負け。3角過ぎからズルズルと後退、まるで酔っぱらっているかのような走りだった。
なお、馬券はハナズレジェンドとキャプテンペリーが不発でハズレ。タケちゃん、9レースよりもメインで頑張ってほしかったよ...。
レース予想 七夕賞・プロキオンS・マリーンS
◆七夕賞(B)
◎レイホーロマンス
○サーブルオール
▲バーディーイーグル
△キンショーユキヒメ
△ワンブレスアウェイ
先行馬が少ないメンバー構成。テン乗り田辺Jのマイネルミラノが積極的にハナを叩くか。ペースは落ち着く。
夏は牝馬、内田博幸Jを擁して軽量51㌔で挑むレイホーロマンスを狙う。近2走は力を出し切れていないが、今回は手ごろな頭数に加えて外枠に入った点が大きな魅力。スムーズな競馬ができれば牡馬相手でも通用する。
メンバーレベルの高かったエプソムCで0.3秒差4着に健闘したサーブルオールの地力は高い。2走前に中山コースで勝利を挙げているように小回りも問題ない。
バーディーイーグルは初のブリンカー着用での一変に期待。2走前くらい走れれば通用する。
マイネルミラノの前残りにも注意。
◆プロキオンS(B)
◎ダノングッド
▲ウインムート
☆キングズガード
△ドライヴナイト
△ナムラミラクル
徹底先行型がズラリとそろった。激流必至で差し馬中心。
追い込み脚質に転換してから結果を残しているダノングッド。前走(欅S)は展開が向かない中5着に食い込んだ。重賞で伏兵に乗る川田将雅Jは怖い。
インカンテーションは左回りのダートで抜群の安定感を誇る。初の1400mも問題ないのでは。
先行馬ではウインムートが怖い。58㌔を背負いながらハイペースで押し切った前走(天保山S)の内容は素晴らしかった。今回は斤量が軽くなる点が魅力。
昨年の覇者キングズガードの追い込みにも注意を払いたい。
◆マリーンS(C)
◎タムロミラクル
○ユラノト
▲ヨシオ
☆ハイランドピーク
△ディアデルレイ
△ストロングバローズ
△サンライズメジャー
大沼S組と他路線組の戦い。ヨシオがハナを切るが、大沼Sほど緩いペースにはならない。
大沼Sではスローペースに泣いたタムロミラクル。直線での末脚は目立っていた。展開が向きそうな今回は馬券圏内まで。
ユラノトは降級の前走を完勝。好位でスムーズに競馬できそうな点が魅力。
単騎逃げでいけそうなヨシオ。大沼Sと比べてメンバーレベルが高くなるのがどうか。
ハイランドピークの素質は高いが、レース振りにムラがある点が気がかり。
レース予想 阿武隈S・豊明S・五稜郭S
明日は福島競馬場へ足を運ぶ予定。
テレビでマリーンズの試合を流しながら、目は競馬新聞とにらめっこ。(2歳未勝利と障害戦を除く)全レース買ったろか精神で取り組む。
◆阿武隈S(B)
◎ミッキーグローリー
○ハナズレジェンド
▲キャプテンペリー
△エマノン
△ユニゾンデライト
△タニノアーバンシー
前走で逃げ切り勝ちのプレミオテーラーを、ユニゾンデライトあたりが追いかける展開か。流れは緩くなりそう。湿った馬場も考えると、ある程度の位置で運べる馬を買いたい。
メンバーレベルが非常に高かった前走・むらさき賞で、直線で一旦先頭のシーンもありタイム差なしの3着に健闘したミッキーグローリーの力が抜けている。好位を取れる器用さがあり、中山での好走実績からも小回りは問題ない。
ハナズレジェンドは堅実な反面、脚の使いどころが難しい(乗り難しい)タイプ。小回りコース+武豊J起用というのは大きなプラス。頭まである。
穴ならキャプテンペリー。こちらも小回り替わりを味方に付けられそう。4走前の中山1800m戦は0.2秒差4着と健闘しており、道悪実績もある。
◆豊明S(B)
◎レインボーフラッグ
○エスティタート
▲ドーヴァー
△キロハナ
△アドマイヤリアル
△ヴェネト
ハナを切りたい馬が複数。先行型も多く、流れは速くなる。展開利は後方待機勢。
1400mの準オープンで堅実な成績を残すレインボーフラッグ。調教ではOP馬に先着しており状態は良さそう。展開の後押しも見込める今回は頭まで。
中京芝1400mで3勝の実績を持つエスティタート。鋭い決め手が発揮されそう。
前走、ポジションを下げての競馬で好走したドーヴァー。今回も同じ戦法を取るならば面白い。
◆五稜郭S(C)
○マイスタイル
▲ギブアンドテイク
△アクート
△スティッフェリオ
前走で逃げ切り勝ちを収めているマイスタイル、スティッフェリオのハナ争い。スローは考えにくいが、両馬の兼ね合いは付きそう。
初の函館、未知の魅力に賭けてドレッドノータスを狙う。コーナー四つの平坦、なおかつ力の要る函館の洋芝という条件は、ハービンジャー産駒のこの馬にドンピシャではないか。逃げ馬が複数いてある程度は流れそうな点も良し。
OPでも好走歴があるマイスタイルの地力自体は一枚上。あとは連闘がどうか。
ギブアンドテイクは前走の勝ち方に見どころあり。岩田Jの継続騎乗は心強い。
レース回顧 ラジオNIKKEI賞・CBC賞
日曜日は秋田からさらに北へ。
只見線以来のキハ40。ボックスシートは旅情感を誘うが、車内はほぼ満員だった。
秋田から1時間弱で終点の男鹿に到着。この日からの新駅舎開業の取材だった。
帰りの車両は蓄電池駆動電車の「ACCUM(アキュム)」だった。
車内は首都圏の電車と同様のロングシート。秋田の田園風景に硬いロングシートは...合わないな。合わないというか不思議な気分。
仙台へ向かう新幹線で馬券を買う。
◆ラジオNIKKEI賞
1着:△メイショウテッコン
2着:◎フィエールマン
3着:-キボウノダイチ
1000m通過58秒7、やや速いか。
押して押してハナに立つと読んでいたメイショウテッコンが、まさかの好位抜け出しで勝利。トップハンデを背負いながら正攻法で勝ちきった点は評価できる。京都2400mでの勝利経験もあり、菊花賞では惑星となるか。
フィエールマンはスタート悪く後方から。4コーナーではしんがりで大敗もやむなしと思ったところを、矢のような末脚で2着に飛んできた。メイショウと同様こちらも中身は濃い。本質的には広いコース向きか。
3着にはキボウノダイチは逃げ粘った。「ダイチ」が「7」番に入ったら、マリーンズファンなら押さえなくては...というのは後の祭り。
◆CBC賞
1着:-アレスバローズ
2着:-ナガラフラワー
3着:◎セカンドテーブル
ワンスインナムーンが飛ばして前半600mはなんと32秒7!
展開読みが真逆となってしまった。ここまでの激流になれば、さすがに差し馬が台頭する。アレスバローズ、ナガラフラワーともに馬群をうまくさばいて伸びてきた。
立派なのはセカンドテーブル。前半のペースを見て惨敗を覚悟したが馬券圏内に粘った。
力を付けているのは間違いない。あとは水口Jとのコンビで重賞制覇を。