オークス予想 馬券はフルスイングで買え
私の馬券を買うときのポリシー。
それは、消極的な馬券は買わないこと。
なんとなく大丈夫そうだから、という弱い理由で当てに行くような本命を打つと、まず馬券は外れる。
穴馬であれ何であれ、自信を持って常にフルスイングで馬券を買い続けることで、長い目で見れば必ず結果は付いている。これしかない!という自信に満ちた本命にこそ、競馬の神様は微笑んでくれるのではないか。
先週のヴィクトリアマイル、当てに行くなら本命はミッキークイーンだったろう。
なにしろ、牝馬相手では馬券圏内を外したことがない。しかも掲示板外に敗れたのは3歳時のジャパンカップだけだ。
しかし、ミッキークイーンは1600mが得意ではない。本質的にはもっと長い距離のほうが向いている。現地観戦した今年の阪神牝馬ステークスは道悪でのレース、言い換えるなら、この馬のような1600mより長いところに適性のある馬に有利な、スタミナを要するレースとなったから勝ちきれたのだろう。
ヴィクトリアマイル前日に大雨が降り、またしてもミッキーに有利な馬場になっている可能性も踏まえて印を回したが、今回はハナから本命はおろか重い印すら打つ気はなかった。
◎アドマイヤリード。今の充実度なら。
— s_urabe (@lush_life_26) 2017年5月14日
よっしゃー!馬連持ってるで!!
— s_urabe (@lush_life_26) 2017年5月14日
本命のアドマイヤリード、こちらは仁川のスタンドで見た阪神牝馬Sでの直線の末脚にピンときて抜擢した。前走は道悪馬場がミッキーに利して後塵を拝したが、東京の軽い馬場になれば逆転できるはず…。充実一途のデキや、鞍上ルメールの好騎乗も相まっての素晴らしい金星となった。
さて、先週の勢いそのままに挑みたい今週のオークス。
当てにいくなら、リスグラシューだろうか。
ここまで3歳牝馬の王道路線を歩んで馬券圏外ゼロ、距離延長や東京コースも向くであろうハーツクライ産駒、そして鞍上は武豊である。「いかにも」大丈夫そうな要素が満載、この馬から適当に3連複1頭軸でも買っておけばまず当たりそうな感じはする。
しかし、だ。こういう馬から当てに行く馬券を買うことが最も危ないのである。
リスグラシュー、正直ケチをつける要素はどこにもないけど、本命にはできない。あくまでヒモの1頭という位置付けにする。
今週も自信のフルスイングで本命を導き出した。
◎ハローユニコーン
桜花賞の約1時間ほど前に行われた「残念桜花賞」こと忘れな草賞の勝ち馬。スタートで出遅れ、なおかつ牝馬のオープン戦にありがちな1000m通過62秒代のスローペースのなか、直線で豪快に差し切り勝ちを決めた。
メンバーレベルに疑問符のつくところはあるが、勝ち方そのものは、忘れな草賞にもかかわらず忘れられぬインパクトがあった。先週のアドマイヤリード同様、こちらも仁川のスタンドで見た直線の末脚にピンときての本命である。
2011年のエリンコート、2015年のミッキークイーンと過去6年で2頭の勝ち馬を輩出している忘れな草賞勝ち馬。今年の場合は桜花賞上位組やアドマイヤミヤビに人気が集まり、さほど注目されないであろう点も魅力的だ。
リスグラシュー・アドマイヤミヤビばかり注目されるが、こちらもハーツクライ産駒。「春までの3歳牝馬に距離適性はさほど関係ない」というのが毎年のオークス予想のモットーだが、東京コースに変わること自体はプラスに働くだろう。
鮫島一歩調教師は、昨年の重賞5勝(ソルヴェイグ・マコトブリジャールが2勝ずつ、タガノトネールが1勝)を全て8番人気以下で挙げている。鞍上の田辺騎手も昨年の安田記念をロゴタイプで穴を開けたように、伏兵に騎乗してこそのジョッキーだ。「穴コンビ」での一発に期待する。
相手は桜花賞の上位4頭(レーヌミノル・リスグラシュー・ソウルスターリング・ディアドラ)で。
なかでもソウルスターリングは桜花賞の敗戦で少しでも人気が落ちるようなら買い。後の皐月賞2着馬のペルシアンナイトを完封しているように広い東京コースへの適性は高く、今回は内枠に入ったのも良い。リスグラシューは前述の通り。レーヌミノルは2400mという距離をどう見るかで取捨が分かれそうだが、こちらも前述通りオークスの予想に距離適性は組み込まないので、桜花賞でのパフォーマンスを素直に評価。3番手。桜花賞の上がり最速馬がオークスで馬券に絡む、というデータからディアドラも押さえに。中間に矢車賞を挟んでいるのが余計な感じもするけどねぇ…。最近の東京でやけに馬券に絡んでいるハービンジャー産駒という点はプラス材料。
「桜花賞組>>>トライアル組」と見るため、フローラS・スイートピーSからの馬は全て無印。角居厩舎が送り出すブラックスピーチだけは唯一気になるけど。
人気馬ではアドマイヤミヤビを切る予定。カデナを破った百日草特別やクイーンCで勝ち、東京コースへの適性はかなり高い。しかし、いくらなんでも桜花賞は負けすぎでは。一度大敗した牝馬は、その後長期にわたり調子を崩すことがあるため、ここでは買いにくい。東京2戦2勝で売れそうなのもネック。
◎ハローユニコーン
○ソウルスターリング
△レーヌミノル、リスグラシュー、ディアドラ
◎の単勝
◎―○の馬連・ワイド【大本線】
◎1着固定→○、△への3連単(6点)
◎―△の馬連・馬単
◎→○の馬単
上記の馬券で勝負する。
それにしても、今年のオークスは人気順が全く読めない。単勝1番人気はリスグラシューかソウルスターリングか。3、4番人気にアドマイヤミヤビとレーヌミノルが続いて、ハローユニコーンは単勝30倍前後の8番人気辺りかな。
道中はインでじっくり溜めて、直線どこまで伸びるか…田辺騎手にはそんな騎乗を期待する。2週連続でドデカい馬券を取って、ダービーへ向かいたい。
【追記】
ごめんなさい!まず田辺ジョッキーから乗り替わりになるとは。
まぁ、乗り替わりがなくても上位は厳しかったけど、柴山の騎乗にはガッカリ。最後方ポツンでなんとかなるメンバーじゃないだろうに。
リスグラシューも馬券内を外し、アドマイヤミヤビも3着に来て、さっぱり当たらんでしたね。唯一、ソウルスターリングはきっちり勝ったけど、あれは誰でもわかりますよねえ。
来週のダービーでリベンジ。東京2400mの借りは、東京2400mで返します。