レース回顧 欅S・葵S
GW以来の実家へ。
お目当てはもちろん日本ダービーの現地観戦だが、前日にも千葉から東京競馬場へと足を運んでしまった。
本八幡から都営新宿線、終点の笹塚で京王線に乗り継いで府中に向かう。
定期券無しで実家から府中へ向かうのは、都営新宿線経由のルートが最も安く済むのを初めて知った。
ケチった交通費を府中で増やす...という目論見。
京王線車内の中吊り広告。
この二択で馬を選ぶ人が果たしているのだろうか。
午前11時40分、1時間半かけて東京競馬場に到着。
今年のダービーのキャッチコピーは、"すべては、この熱き日のために"。
昨年までの"ダービーへようこそ"を気に入っていたが、今年の文言にもしっくりとくる。競馬ファンの心が最も熱く燃える日、といえば間違いなくダービーデイだろう。
この日のお目当てはレースでも、馬でも、グルメでもなく、お昼休みのスポニチ主催・ダービー検討イベント...に登場する司会の岡村麻純さん。競馬番組でアシスタントをしている頃からのファン。お昼休みのために競馬場へ行ったのは初めてかもしれない。
スポニチ記者諸氏の予想は参考程度にチェック。ほほう、万哲さんはステイフーリッシュか。
イベント後に座席確保、そして昼飯。
「馬そば深大寺」のゲソ天そばは間違いのない味。立ち食いでパパっと食べられるのが良い。
食後にアイスコーヒー。
返し馬やレースを観ながら飲む一杯は格別。コンビニチェーンのそれが別物のように感じる。
この日の東京競馬場は暑くもなく寒くもなく、時折心地よい風が吹き込む実に快適な一日だった。
明日のダービーに備えて馬券は控えめに...と思っていたが、そうはいかないのが競馬ファンの性。
京都5レースからメインまで、金額に強弱を付けて全レース購入。的中したのは京都7レースの安い3連複のみ。
本命が馬券内に来るがものの当たらずというもどかしいレースが続く。かといって複勝を買う気にはなれない。
◆欅S
1着:-ドリームキラリ
2着:○サンライズノヴァ
3着:△サトノファンタシー
(6着:◎ブルミラコロ)
「流れは速くなる」という読みとは真逆のスローペース。
ドリームキラリがまんまの逃げ切り。豪州遠征から一時帰国中の坂井瑠星Jが気を吐いた。前走同様展開に恵まれた面はあるものの、この馬自身も力を付けている。
3、4着も前で運んだクチ。58キロを背負って後方から猛然と追い込んだ2着・サンライズノヴァの内容は濃い。こちらは前走に続いて展開に泣いた。来週から賞金が半減される4歳馬。必勝態勢で臨んていただけに加算失敗は痛い。
ブルミラコロは好位の外めをスムーズに進んでいたが直線で伸びず。秋山真一郎Jが持ったままの手応えで直線を回ってきたときはやった!と思ったが...。
穴で狙ったブライトンロック、この流れで出番なしは仕方ない。
◆葵S
1着:-ゴールドクイーン
2着:ーラブカンプ―
2着:☆トゥラヴェスーラ
(5着:◎アサクサゲンキ)
600m通過33秒9。ほぼ平均ペースだが、1、2着は「行った行った」の決着。またしても展開予想が外れる。
外から追い込んできたトゥラヴェスーラの末脚は光った。鞍上は翌日に先行策で大仕事をする...とはこのとき夢にも思わなかった。
アサクサゲンキはスタートでの出遅れで万事休す。よく5着まで持ってきたと思う。スポーツ紙を読むと、武豊Jは「スタート後に進んでいかなかった」とのこと。
結局、両メインを外してダービー前日に火傷。明日のリベンジを誓い、徹夜でダービー当日の席取りに挑む後輩と別れて京王線に乗り込む。
帰りの車内で、隣のおじさんが熱心に「馬サブロー」を読んでいるなぁ~と思ったら、血統予想家のM上学氏でびっくり。
お見掛けするのは昨年9月以来2度目。満員電車ではさすがに声もかけられない。
実家に戻り、神宮球場のヤクルト×横浜、プロ野球ニュース、そしてM上氏も出演の「競馬予想TV」と、午前2時までフジテレビONEをぶっ通しで観たころにはヘトヘト。睡魔に襲われて仮眠を取ることに。
ダービー以外の予想を全くしていない...。