初回が全て(9月9日 千葉ロッテ×福岡ソフトバンク@ZOZOマリン 観戦レポ)
いろいろバタバタしていたことあり、マリーンズの試合を観たくないと思って「しまった」ことあり、そんな訳でほぼ1カ月ぶりのマリン。
この1カ月の間はテレビでセリーグの試合を観ていたことのほうが多かった。セリーグの2位争いは果たしてどうなるのか。私はこのまま阪神→横浜→巨人と予想。
閑話休題。
本当は井口の引退試合(9月24日)までマリンに行かない予定だったが、TEAM26の内野自由席招待券を頂いたため自転車でフラッとマリンへ。
夏の続きのような気候で暑かった。
試合前練習はレフトをチェック。
本当に今さらながら、この人がホークスのユニフォームを着ているのが悲しい。グラブがキューバカラーなのを初めて知った。
スタメンはご覧の通り。
球審に敷田さん。今シーズン2度目の「卍」撮影のチャンス!
しかし、唯一のチャンス(2回表のペーニャの見逃し三振)で真ん中の座席の人がビールを買ったため撮影できず。中央の人が頻繁にビールを買うと写真撮影が難しい。
余談だが、ビールを渡すとき、通路側に座っている人へひと声かける売り子さんは仕事ができると感じる。
鳥と鳥の交流。ハリーホークをマリンで観るのは初めてかも。
先発の涌井がマウンドに上がり、試合開始。
来年の涌井はどこの球場で投げているのか。もしかすると、マリンでの涌井を生で観るのはこれが最後になるかもしれない。
太平洋の向こうに行くのか、はたまた東京湾の向こうに行くのか。
初回からボール先行のピッチング。前回は完封した涌井だが、今回はいつもの「球数マシマシニキ」になってしまうのか。
平沢の悪送球が災いして先制を許す。うーん、投げずに内野安打で良かったじゃないか。
涌井がいただけないのはデスパイネへのフォアボール。追い込んだのならあそこで切らないと。エラーとフォアボールが絡んであっさり失点、取られ方が悪かった。特に2点目は余計。
対するホークス先発は千賀。ハリーホークと同じく、マリンで観るのは初めてだと思う。
12勝3敗、防御率2点台の好成績を残す千賀、初回に2失点で早くも敗色濃厚。
1回裏は先頭の加藤が幸先よくヒットで出塁するも、続く荻野貴司が無策のゲッツー。「強いチーム」と「弱いチーム」の攻撃をまざまざと見せつけられた感。これで勝負はほぼ決まった。
2回以降もボール先行ながら、なんとかゼロで抑える涌井。しかし千賀を打ち崩せない。
1階3塁側内野自由席は暑かった。
「からあげ祭」には目もくれず、リエコーヒーでマンゴーフローズン(500円)を購入。いや、から揚げ食べる気候じゃないわ。冷たくて美味しい。
マンゴーフローズンでのひんやりが奏功したのか、田村のタイムリーで1点を返す。ホークスファンに囲まれた中「よし!」と拳を上げる私。レフトスタンドはホークスファンでギッチリ、3塁側内野席も8割方ホークスファン。優勝間近でうらやましい。
もしかしたら、チケットを取ったときは井口の最後の勇姿を目当てにしていたのかも。
今年最後の「若鷹軍団」を聴いた後の7回裏にチャンス到来。
代打投入かと思いきや、平沢を代えず。
「ひと回り成長してほしい」という伊東監督のメッセージに応えてほしいところ。千賀のお化けフォークに手を出さずフォアボールを選べたのは良かった。2アウト満塁で加藤翔平へ。
あえなく空振り三振。さすがの千賀滉大。
加藤には3球目の甘いスライダーへ手を出してほしかった。
マリーンズは大谷、そしてビハインドにもかかわらず内を出す継投策。無失点リレーで打線の援護を待つ。
しかし、岩嵜→サファテのリレーを打ち崩せる訳もなく、あえなく敗戦。
特にサファテはすごい。ストレートを当てても前に飛ばない。
終わってみれば1点差。
観ていて面白い試合ではあったけれど、内容的には完敗。
エラーに不用意なフォアボール、強いチームは相手のミスにつけ込むのが本当に上手い。対するマリーンズは無策のゲッツーで初回のチャンスをあっさり潰してしまった。その後は涌井も頑張ったが、千賀を打ち崩すのは難しい。初回の攻撃をもっと大事にしてほしかった。
CSはおろか最下位もほぼ確定な中、今日の試合には(ホークスファンの動員もあったにせよ)2万6千人が足を運んでいる。
今年のマリン観戦はあと2回(23日、24日)を予定。
球場へ足を運ぶマリーンズファンを楽しませてくれるような試合を、1試合でも多くしてほしいところ。