私と有馬記念
今年もやってきました、有馬記念ウィーク。
全国の競馬ファンが月曜日からワクワクしっぱなしの1週間。競馬のことでここまで頭が一杯になるのはダービーと有馬記念の週だけ。
「奇跡」という単語がなぜかカタカナ変換されてしまう方も多いのでは。
そこで今回は、私が馬券を買い始めてからの全6回の有馬記念を振り返る。
・2012年 ◎ダイワファルコン
めでたく二十歳になり馬券を買い始めた2012年。八王子の友人宅での鍋パーティーに向かう途中、パークウインズ東京競馬場で観戦した。
それにしても、1年目から本命がダイワファルコンって我ながら渋すぎる。たしか「中山得意かつ先行力あり!3着までなら!!」という思考だったはず。
この年はゴールドシップ&ルーラーシップの「シップ」2強だった。どちらも後方からの脚質で、ダイワを狙った着眼点は悪くなかったと思うが...有馬では能力そのものが二枚も三枚も足りなかった。
・2013年 ◎ヴェルデグリーン
有馬記念、現地観戦デビューの年。
サークルの先輩が徹夜で確保してくれた席からオルフェーヴルの最後の雄姿を観た。
大差のブッちぎり、レース後はあまりの強さに思わず笑ってしまった。人はとんでもなくスゴいものに遭遇したときは笑うのだ。
馬券はヴェルデグリーンの中山実績を評価して、オルフェとの馬連・ワイドを本線に購入。1枠2番の絶好枠を引いたにもかかわらず、鞍上の田辺Jはなぜか大外ブン回しでオルフェに真っ向勝負を挑んでしまった。あれじゃ垂れるのもやむなし。
翌年、さらにヒドい騎乗を目の当たりにするのだが...
・2014年 ◎ジャスタウェイ
大学4年の冬、有馬記念徹夜行列デビュー。
サークル仲間3人、防寒対策バッチリで並んだが、寒い、寒すぎる!東スポを熟読して寒さをごまかそうとしても無理。
カップ麺で暖を取ろうと近くのコンビニへ足を運ぶと、お湯を入れるための大行列ができていた。寒空の下食べたトムヤムクンヌードルはこれまで食べたカップ麺でベスト3に入る美味しさだった。
並んだ甲斐あって無事、スタンドの座席を確保。
愛するジャスタウェイの引退レース、穴にトゥザワールドを据えて二頭軸でしこたま買ったが...福永Jが酷い騎乗をやらかしてくれた。好発からなぜか後ろに下げて脚を余すとは。有馬記念の外枠で最悪の騎乗だよ。
・2015年 ◎ラブリーデイ
2年連続で徹夜参戦。
ゴールドシップのラストラン&引退式ということもあってか、前年よりも徹夜組がかなり多かった。
2年連続で座席を確保。
この年は確たる本命を決められず、ラブリーデイを中心に3連複のフォーメーションで。押さえで買ったマリアライトからのワイドをアタマ差で取り逃す。
・2016年 ◎サトノダイヤモンド
徹夜組のメンバーが集まらず、東京競馬場でソロ観戦。
ダービーではハナ差で紙くずとなった単勝1万円の雪辱を有馬で晴らす。
この年は仕事で嫌なことが続いて「つまらない1年だったな...」と思いにふけりながらレースを観ていた。最後の最後でさく裂したサトノダイヤモンドの末脚に自分を重ねて、あの脚が嫌なことを払拭してくれそうと胸を膨らませた。
・2017年 ◎シャケトラ
画像無し。エクセル汐留でソロ観戦。
日経賞から決めていたシャケトラ勝負、伸びずバてずの微妙な競馬でハズレ。
現在は屈腱炎で休養中。カムバックを待っている。
こうして振り返ると「第二のマツリダゴッホ」を探した年にはことごとく負けている。
トリッキーな中山2500mで展開の紛れを期待したくなるが、天皇賞やJCで結果を残した強い馬はなんだかんだで上位に来る。
さて、今年は...
その天皇賞・JCで先行策からの強い競馬を見せたキセキに◎を打つ予定。
ただ、枠順抽選会で外枠に入ってしまったのは痛い。かといって内枠に魅力的な馬は少ない。外枠でもキセキ(とレイデオロ)が一枚上なのではという見立て。
先行馬に乗せたらピカイチの川田将雅Jに全てを託す気持ちは枠順発表後も変わらない。あとは相手選びと馬券の買い方をじっくり考えたい。
そして...今年は3年ぶりの現地観戦!
明日から2週間、千葉でゆっくりと「冬休み」を過ごす。