気が付けば完敗(6月22日 千葉ロッテ×埼玉西武@ZOZOマリン 観戦レポ)
仙台から千葉へ戻っての「梅雨休み」の初日。
スーパー銭湯の岩盤浴で汗を流してからZOZOマリンへ。内野自由席の1塁側に陣取る。
スタメンはご覧の通り。両チームを比較すると西武打線の破壊力がよく分かる。
今期負けなしの菊池雄星に対するは、ここまで本来のピッチングができていない涌井秀章。
辻、井口両監督のメンバー表交換。辻監督は白髪がよく似合う。
井口監督は...年を取っても白髪は合わないだろうな。
旗を振るマーくん。いよいよ試合開始。
立ち上がりの涌井。
大地「お金ちょーだい!」
初回をわずか11球で片付ける。
菊池雄星を生で観るのはかなり久しぶり。今やライオンズの不動のエースに成長した。
こちらも初回を三者凡退のナイスピッチング。
今年の西武躍進の立役者といえば山川穂高。
単にブンブン振るだけでなく、バッティングにやわらかさがある。パワーだけでなくミート力も侮れない。
2回表、フェンス直撃の2塁打を放つ。
その後、外崎をゲッツーに仕留めてピンチを切り抜けたと思いきや、続く斉藤にタイムリーを浴びて西武先制。無駄な失点を重ねていくのが今年の涌井の悪いところ。
4回表は「アップルパンチ」外崎のタイムリーで2点差。ジリジリと離されていく。
雄星相手に厳しい展開。
外崎の盗塁を巡ってコナンタイム。写真で分かるように明らかなアウト。
判定がマリーンズ有利に変わって流れが...とはいかない。
雄星はボール先行のピッチングで絶好調には見えないが、ロッテ打撃陣が全く捉えられない。
6回裏、金子に2点タイムリーを浴びて万事休す。
ノーアウト1、3塁から斉藤と炭谷を抑えていただけにもったいない。
今年の涌井は「ここぞ!」という場面で踏ん張れない。メジャー移籍を目指したシーズンオフに十分な調整ができなかったのだろうか。
敗色濃厚な展開。
スタンドがわいたのは代打・福浦和也の登場と、期待の左腕・成田翔の登板。
西武5点リードの9回裏、マウンドは新外国人のカスティーヨ。
かつてロッテに在籍したカルロス・ロサを彷彿とさせる手投げ投法から、150㌔オーバーの速球をバシバシ投げる。見ていて面白い投手。
速球に力はあるが、コントロールが全く定まらない。
なんと5点リードがあるにもかかわらず押し出し。これには辻監督もおかんむりでは。
カスティーヨがくれた1点のみで試合終了。
今年の涌井で雄星相手は厳しかった。ジリジリと失点して気が付けばワンサイドゲーム、観ていて全く面白くない(盛り上がらない)試合だった。
ただ、西武としては雄星を立てて是が非でも取りたかった試合。負けたのは致し方ない。
2戦目は逆にロッテが絶対に落とせないところ。
ここでズルズルと連敗してはAクラス入りが厳しくなる。