いざ、仙台へ 大阪杯で牛タン代を稼ごう
いよいよ新年度を迎えた。仙台勤務が始まる。
（某仙台在住作家のエッセイ集にあやかり、ブログタイトルを変えてみた）
にもかかわらず、１日は東京で取材。
朝７時集合の東京駅での取材を終え、仕事場で記事執筆と写真整理を済ませてから、キャリーケースとリュックの重装備で再び東京駅に向かい、新幹線に乗り込む。
４月１日はイースター。欧米のイースター休暇のせいか、仕事場のある新宿も東京駅もインバウンド旅行者だらけ。
以前、取材の際に「今年の春休みはイースター休暇と花見が被って大変な混雑が予想される」と、都内の某訪日旅行センターの担当者が不安そうに語っていたのを思い出した。
スポーツ紙と駅弁を買い込み、仙台行きの「やまびこ」に乗り込む。さすがに日曜昼の下り新幹線はガラガラだった。
仙台では買えないシウマイ弁当。830円に値上がりしてしまったのは残念だが、駅弁としてのクオリティーは高い。
どこから白飯が進む、抜け目のないおかずのラインアップは現在のロッテ打線のようだ。祝、開幕カード勝ち越し。
駅弁を食べ終えた後は大阪杯の検討。軸は決まっているが、相手を絞るのが難しい。
「絶対に要らない」と思う馬が数頭しかいない。ただ、上位人気の軸馬から10頭も手広く流すわけにはいかない。無い脳みそをフル回転させて相手候補に序列を付ける。
福島に停車する直前で購入した馬券がコチラ。
不動の軸はスワーヴリチャード。昨年のダービーでも本命にした馬、群雄割拠の４歳勢でも実力は頭一つ抜けている。
右回りを不安視する声も多いが、未勝利戦は今回の大阪杯と同じ阪神2000ｍで勝っている。ノビノビとレースを進められる外枠もこの馬にはプラスに働くと見た。
相手も４歳馬を中心にチョイス。流れが緩くなると見て、前受けできるウインブライトとダンビュライトが本線。最内×横山典弘の組み合わせが怖いミッキースワロー、大穴に牡馬混合ＧⅡ勝ち馬で脚質に自在性のあるスマートレイアー。
３列目は人気どころをズラリ並べる。
１週間半ぶりの仙台に到着。ペデストリアンデッキはスマホ片手の人でにぎわっていた。ポケモンＧＯ？
駅前のホテルにチェックイン。２～５日はホテル、５日の昼に千葉へ戻り６日に自宅で荷物搬出、８日に新居で荷物整理というなかなかのハードスケジュールになっている。
早速、テレビを付けて大阪杯を観戦。
１着：スワーヴリチャード
２着：ペルシアンナイト
３着：アルアイン
緩い流れを察するやまくりの手に出たＭデムーロＪの手腕が光ったレース。正直、出遅れて後方に下がったときは惨敗も覚悟した。
本命が勝ち、２・３着も４歳馬。レース直後は「取った！」と本気で思っていた。
が...２頭とも３列目にしか入れていないためハズレ。ペルシアンナイトはともかく、アルアインを２列目に入れていないのはボーンヘッド。位置を取って競馬できるタイプ、馬券相性の良い川田将雅Ｊと買える要素は複数あった。「人気しているから」という理由だけで切るのは良くないね。
（結局、３連複は27.8倍。アルアインを2列目に加えていてもトリガミだった）
競馬の神様は私を見捨ててはいなかった。
３着に粘った人気薄のトウケイワラウカド、ナイス。ホテルのテレビに向かって「頼む！トウケイ残して！」と声を張り上げた。スポーツ紙の調教Ａ評価を信じたのが奏功。
前日の負けを補って余りある的中。晩飯の牛タン代も捻出できた。
ホテル近くの「利休」の牛タン定食、とろろトッピング。
肉厚の牛タンもさることながら、定食全体のバランスが素晴らしい。麦飯、とろろ、テールスープ、漬物、どれを欠いても満足できないと思う。全体のバランスの良さという点では前述のシウマイ弁当に通ずるものがある。
明日からの仕事に向け、牛タン＆とろろをアテに大盛り麦飯をワシワシと食い進めた。箸休めに漬物とテールスープ。
期待と不安の入り混じる仙台ぐらし、頑張ります。
